同人系通信頒布で少額返金にAmazonギフト券を選ぶ理由

写真は仮面ライダーアマゾンズです。

こんばんは。ミラドール丁稚さんです。
キルト衣装セット・ベレー帽の通信頒布で送料表記を164円間違えてしまったので、店主に命じられてしばらく蟄居しておりました…。その節はご迷惑をおかけしましたm(_ _"m)

さて、気を取り直しつつその件の反省とみなさんへのご説明、ノウハウの共有をかねてこの記事を書いています。題して「同人系通信頒布で少額返金にAmazonギフト券を選ぶ理由」。

ミラドールでは今回の事例を含めて、ごく少額をお客さんに返金する必要が出たときは Amazonギフト券で返金する 方法を取ってきました(※この記事では高額の場合のお話はしていませんのであしからず)。

少額返金が必要になるケースって?

同人系通信頒布で、200円以下のごく少額な返金が必要になるケースがままあります。今回のような表記ミス。また、ミラドールで今までよくあったのが、

おなじお客さまが2個口にわけて注文されて注文された。
1個口で送付してあげたいが、それだと1個口ぶんの送料を着服することになる。
どうにかして返金してあげたい

というような例です。

同人規模であっても、細かいお金の精算はきちんとしたいですよね。だって気持ちよく楽しめませんもん。あと、ミラドールの場合は「店舗運営」自体を丁稚さんが同人ネタとして真剣に取り組んでいるという事情があります…。

※丁稚さんはもともと会社でWeb事業に長年携わってきたひとなのです

少額返金のむずかしいポイント

「単純に返金するだけじゃないの?」と思うんですが、意外とこれ「お客さんがうれしいのはもちろん、ディーラーも困らない」やりかたを取るのが難しいのです。いったん、ポイントを挙げましょう。

[johnson title=”むずかしいポイント”] 入出金の手数料がかかると少額返金の意味がなくなってしまう
: なにせ164円とかなので…手数料10円でも厳しいですよね

できるだけ現金に近い性質をもったかたちで返金したい
: 「現金」は送金できないですしね…。
: かといって換金価値が低いとか、ごく一部の場所でしか使えないのは困ります

1円単位で正確に返金したい
: 500円単位とかだと過剰な返金となってしまう。
: ディーラー側にもきびしいのはは確かなのですが、
: お客さん起因の返金の場合はお客さんにも「???これ受け取っていいの?」となってしまいかねません
[/johnson]

各種返金方法

ということで、個別の返金方法についてメリット・デメリットを見てみましょう。

現金

現金は郵便法により郵送が認められていません ^^;
可能ならこんなラクなことはないのですが、郵便事故のもとになるでしょう。

銀行振込

  • メリット
    • 1円単位でまったく自由に使えるお金を返金できます
  • デメリット
    • 送金に200~324円程度の手数料がかかります。164円が消えた~ (´Д⊂グスン
    • 最近は引き出しにも手数料がかかります。
      1円単位の引き出しができない銀行も多いです。
      つまり、164円返金してあげても164円と等価値にならないお客さんがいるんですね…
    • 個人情報の収集につながる。
      単に振込だけでは口座名義しかディーラー側にはわたりませんが、
      銀行振込する場合には先方の口座番号まで集めることになります。
      お客さんも不安のタネが増えますし、
      不要な個人情報ははじめから集めないのがECの鉄則です

クレジットカードでの返金

  • メリット
    • カードの請求額が返金後の金額になるので家計簿のつじつまが合いやすい…かも。
      なお、返金サイトが数か月後になるカードではこのメリットはありません
  • デメリット
    • ディーラーが使っているカード決済業者によっては、
      そもそも決済額の一部だけ返金する機能がありません… _| ̄|O
      ミラドールが利用している PayPal も全額返金しかできません
    • カード返金は、お客さんの銀行口座に返金するサービスではありません。
      基本的にはカードの決済額から差し引くことでつじつまを合わせてくれます。
      お客さんがふだんカード決済しないひとだと、
      請求金額差し引きがいつまでたっても実行されない…

レトロな手段:切手や定額小為替

たぶん、丁稚さん世代にはなつかしい通販決済手法。

  • メリット
    • あるかな…
    • あ。匿名決済ができます(差出人名義のぞく)
  • デメリット
    • 正直、いまこれを知っている人が少ない…
    • 定額小為替は50円単位でしか発行できない
    • どちらも発行・換金に手数料がかかる。
      定額小為替の発行手数料は一枚100円。
      切手はチケットショップで換金できますが、シート売買で額面の80%が相場なのでまず足が出ます

Quoカードなどプリペイドカード

  • メリット
    • 比較的知名度が高く、多くのお店で現金と等価値で使えます
  • デメリット
    • 最大の問題はやっぱり500円からしか返金できなくなることです
    • Quoカードの場合、500円のカードを発行しようとすると30円の手数料がかかります
    • また、逆にお客さんが現金化する場合、チケットショップの買取率は95%以下(手数料45円程度)。
      やっぱり手数料がかかります

おなじディーラー内で使用できる「ポイント」として還元する

当工房だと「ミラドールポイント」みたいなものですかね(そんなものはまだない)。

  • メリット
    • 自由に1円単位で発行できますし、ディーラー側もお客さん側も手数料がかかりません
  • デメリット
    • お客さんがどこでも使える「お金」ではないので、正確には返金になりません
    • 実は最大の問題点は「経理が複雑になる」です…

実は事業主が発行するスタンプやポイントは会計上 発行者側の負債 として扱うことになっています。
お客さんに164円のポイントを発行した場合「164円の負債がある」として記帳しなければならないわけです。

※季節柄、記帳義務とか申告の話をすると頭が痛くなる人がいるかもしれないのと、「同人なんだから申告する規模ってどうなの」という話もあるかもしれませんが、その議論はおいときます ^^;

お客さんがいつでも行使できる164円の権利をあげているわけですから当然ですね。

さらに、このポイントが一定額以上になると、自分たちが事業を清算するときに迷惑をかけなくてすむよう「引当金」をつまなくてはいけません(義務ではない)。

これはちょっと、イチディーラーとして対応しきれないですよね…。

Amazonギフト券について考える

Amazonギフト券は、Amazonでの支払いに充当できるギフト券です。

「ちぃ、知ってる。コンビニに売ってるカード。でも、あれ500円からだよね?」

実は、オンラインでは15円から購入でき、即日発行・手数料無料なんです。

特に、ここの「Eメールタイプ」「印刷タイプ」が今回のようなケースでは便利です。

  • メリット
    • 15円から1円単位で発行できる
    • 発行側・使用者側ともに手数料はかからない
    • メールアドレス、または送付先住所を知っていればお客さんに送れる
    • 当然、作品に同梱して発送しても郵便法上問題ない
    • Amazonを利用している人なら全額現金同等価値で支払いに充当できる

もちろんデメリットもあります。

  • デメリット
    • 「わたし、Amazon使わないんだけど」という人にはまったくうれしくない
    • チケットショップなどでの換金は(少額のEメールタイプ・印刷タイプでは)できない

ただ、丁稚さんも「Amazon一強てどうなのギギギ…」と思っている人なのですけれど、身の回りにはひとりくらいはAmazonを使う人がいると思います。そういう人に現金と交換を申し出れば、かなり高確率でディールが成立する金券ではないでしょうか。

「Amazonギフト券印刷タイプ」ってどんなもの?

具体的に実物を見たほうが早いと思います。

注文するとこんなのがPDFで送られてきます。
A4サイズカラー。複数枚同時注文した場合は、複数ページのPDFとして送られてくるので一発印刷が可能です。

折り目に沿って四つ折りにするとかんたんなギフトカードっぽくなります。
背面にはごらんのとおり200文字までメッセージを入れられる仕様です。

ほかの図案も用意されていますし、カラーで印刷するとちょっと見栄えがしますよ。
(カラートナーが切れて白黒で発送してしまった方ゴメンナサイ…)

まとめ

ということで、ミラドールではこんなふうに考えてAmazonギフト券を使っていますよ、というご紹介でした。

もちろんこれがベストというわけではありません。もっとうまいやり方もあると思います。
なにかアイデアやノウハウをお持ちの方は、ぜひぜひ丁稚さんまでお知らせくださいね!

…なに?
はじめからミスしなければ返金する必要がないのではないか?
(´;ω;`)ブワッ